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不眠治療薬

はじめに
不眠治療薬とは

睡眠は身体と精神の疲労を回復するためにはとても重要なものでありますが、睡眠障害に罹患している人がとても多いのが現状で、 うつ病と診断された方の約90%に不眠が合併し、不眠が存在するとうつ病の発症率が高くなるという事も報告されています。

 また、 高齢者の方の不眠も多く 「睡眠薬を飲むと認知症になりやすい?」 と尋ねられる事も度々で、 睡眠薬による記憶障害は、 認知症でみられる記憶 障害とは異質で、一時的なものですが、やはり眠剤に対する不安はつきもの。

 そこで、「睡眠薬の適正使用」について考えてみましょう。

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 過去に用いられていた睡眠薬は耐性や依存性や大量服用時の呼吸抑制の問題のためあまり使われなくなり、現在主に使用されるものは、それらの欠点克服すべく開発されたもので服用後の作用時間 (血中半減期) によって、超短時間型(2~4時間)、短時間型(6~10時間)、中間型(12~24時間)、長時間型(24時間以上)に分類されます。

 入眠困難には効果がすぐに表れる超短時間型か短時間型が、中途覚醒や早朝覚醒には中間型や長時間型が有効です。

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「睡眠薬を飲んでいるとくせになりませんか?」と尋ねられることも多く、答としてはそもそも必要だから飲んでいるので過度の心配はいりません。

しかし不眠の原因があれば眠剤に頼らずそれを除去する対策をとりましょう。また睡眠薬を連用していて自分でやめれる時期が来れば 減量・中止 を行って下さい。

この時注意しなければいけない事は、睡眠薬の急な中止は反跳性不眠(突然服用を中止することで以前よりさらに不眠が強くなること)や退薬症候(不安焦燥感、振戦、発汗など)が起こることがあり、特に1ヶ月以上の連続服用によって起こり易くなるため、次の方法で減量し最終的には中止に持っていくようにして下さい。
詳しくは医師の指示に従ってください。
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※中高年の方では副作用がなければ無理にやめなくてもよいとされています。

パンダ通信第7号「睡眠障害」も参考にして下さい。