パンダ通信102号ヘッダ.jpg

双極性障害抗血栓療法―躁うつ病―

Icon2.jpg  うつ病と見分けがつきにくい病気に双極性障害という病気があります。軽い躁状態では本人も周囲も病気とは思わず、うつの状態で診察を受けることが多いため、うつ病と診断されるケースが多くあり、薬を飲んでいても、なかなか良くならないということになります。
 双極性障害は100人に一人は掛かる可能性があると言われていて、かかり易さに性別・年齢別の差がないとされる病気です。まずは知ることからはじめましょう。

双極性障害とは

 双極性障害は、かつては「躁うつ病」と呼ばれていたもので、「躁」※の状態と「うつ」の状態をくり返します。 双極性障害の発病メカニズムは解明されてはいませんが、脳の病気であって性格の問題ではないのです。

soujoutai.jpg

受診時に気をつけること

Icon1.jpg うつ病の症状で受診した患者さんの中で16%が双極性障害だったというデータがあります。双極性障害とうつ病では治療方法が異なります。的確な診断のために、家族に双極性障害等の人がいないか、躁状態だったことがあるか等思い当ることがあれば伝えましょう。診察時には患者本人だけではなく、家族や職場など周りの人の情報も大切になります。

双極性障害の分類

障害の種類.jpg

治療方法―薬物治療と心理社会的治療

 双極性障害の治療では急性期だけでなく、その後の再発を予防するということも考えることになります。躁とうつを区別するのではなく気分は変化するととらえることが大事です。

薬物治療.jpg

 双極性障害の薬物治療は気分安定薬の炭酸リチウムあるいはラモトリギン単独での治療や気分安定薬と非定型抗精神病薬との併用などが一般的です。
 治療中に薬の量が体にどのくらいあるかを調べるものにリチウムや抗てんかん薬があり、濃度が高すぎると副作用が出やすく、少なすぎると効果は弱くなります。適切な治療のために医師の指示に従って定期的に血中濃度を測定していくのですが、そのためにも指示通り服用する必要があります。

心理社会的治療.jpg

普通の生活を送るために

ストレス.png 症状の悪化や再発を予防するためには、医師の指示通り薬を飲むことが欠かせません。家族や周囲の方に協力してもらいながら、生活リズムを乱さないようにすることも大切です。
『何かいつもとちがう』と感じたら、医師にすぐ相談しましょう。