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漢方薬―煎じ薬とエキス薬―

sakura.jpg 今回は漢方の煎じ薬とエキス薬についてお話しします。漢方?煎じ薬?エキス薬?と言われても馴染の無い方も多いと思いますので、まずは漢方薬と西洋薬(一般的なお薬)の違いをご説明しましょう。

漢方薬と西洋薬の違い

おひなさま.jpg 皆さんは普段西洋薬を口にする機会の方が多いのではないでしょうか?
西洋薬の特徴としては一種類の成分からなり、熱や痛みをとる効果や、血圧を下げるなど単一の症状や病気に対して強い効果があります。
また、西洋薬は有効成分がどれだけ入っているかが重要な目安になります。

 一方、漢方薬は複数の生薬(植物の皮・根・果実などを加工した物や動物を使った物)を組み合わせた薬で多くの成分を含んでいます。
慢性的な病気や全身的な病気の治療など複雑多彩な症状に効果を発揮します。
さらに、漢方薬は成分だけでは無く味や香りも効果に含まれています。
また、煮出し方でも効果が変わる特徴もあります。
 選び方にも違いがあり、西洋薬は病名を決めて薬を選ぶのに対し、漢方薬は患者さんの体質や症状などから薬を選びます。

煎じ薬とエキス薬の違い

 漢方薬には大きく分けて「煎じ薬」と「エキス薬」があります。
本来、漢方は煎じ薬のみだったのですが、技術の進歩によりエキス薬が生まれました。
 では、その二つがどの様に違うのか?イメージとしては、煎じ薬は豆から淹れたコーヒーで、エキス薬はインスタントコーヒーを想像すると解りやすいと思います。

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 一見便利そうなエキス薬ですがデメリットもあります。
エキス薬はスプレードライ法で水分を蒸発させるので生薬の香りの成分である精油成分が蒸発してしまいます。精油成分の中には色々な薬効があるので煎じ薬に比べるとどうしても効果が落ちてしまいます。

 一方、煎じ薬は漢方薬の大切な構成要素である味や香りなどを最大限に引き出せるのでエキス薬と比較すると高い薬効が期待できます。
 手間はかかりますが本来の効果がある煎じ薬は、主に漢方薬局で処方してもらえますが、基本的には保険が利かないのでお値段は高めです。
 一部の病院・薬局では保険を使用できる所もあります。

身近な生薬

 生薬の中には身近な物が多数あるのでいくつかご紹介します。

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また、サンショウやキキョウなどそのままの名前の生薬などもあります。

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