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後発医薬品 ― ジェネリック医薬品 ―

sakura1.jpg 最近ジェネリック医薬品という言葉をテレビや新聞でよく見かけるようになりました。中には自宅にジェネリック医薬品を使いましょうというハガキが保険組合などから送られてきた経験がある方もいらっしゃるでしょう。 でもいったいジェネリック医薬品って何なの?と思われている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな疑問にお答えしていきます。sakura2.jpg

iconkusuri.pngジェネリック医薬品とは?

 新しく開発され、先に販売されている医薬品(先発医薬品)の特許が切れた後に、他の製薬会社が製造・販売している有効成分が同じ医薬品が『ジェネリック医薬品』です。体内への吸収を調べる試験により、有効性・安全性がほぼ同じであることが保証されています。
  ・先発医薬品と同じところ:有効成分、用法・用量、効果
  ・先発品と違うことがあるところ:形、大きさ、色、味、添加物
      ※添加物は国が使用を認めたもののみが使用されています

iconkusuri.pngなぜ安いの?

 ジェネリック医薬品は、先発医薬品で既に効果や安全性が確認されているため、開発や研究にかかる時間も費用も少ない関係で安いのです。

iconkusuri.pngジェネリック医薬品は工夫されている?

kusuri1.jpg ジェネリック医薬品には、先発医薬品の発売後に開発・蓄積された新しい技術を用いて工夫を施し、先発医薬品に対して次のような優れた特徴を持つ医薬品も多くあります。 
  ・錠剤の大きさを小さくする        ・カプセルから錠剤に替える
  ・味を良くするなどして飲みやすくする ・貼り薬を汗に強くしてはがれにくくする
  ・貼り薬や塗り薬をかぶれにくくする
 お子さんの抗生物質の粉薬は苦くて飲みにくいものもありますが、苦味が出にくいよう工夫されたジェネリック医薬品には、美味しいと喜んで飲んでくれるものもあります。

iconkusuri.png国はなぜジェネリック医薬品を勧めるの?

  新聞やテレビなどメディアで盛んに報じられていますが、医療費が国の財政を圧迫しています。現在国の医療費の中で、医薬品が占める割合は約22%前後だと言われています。医療費を減らす目的を厚生労働省は次のように挙げています。

kusuri2.jpg①国民皆保険制度の維持
②医療の効率化を図りながらも医療の質を落とさない
③患者の薬剤費の自己負担の軽減

 さまざまな医療費削減策がとられる中で、薬物治療の質を落とさずに医療費を減らす方法としてジェネリック医薬品の使用が推進されています。有効性・安全性を国が審査して許可していますので、積極的に使っている国立の大病院も少なくありません。またアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツなどの医療先進国では多く使用されています。

hatenapanda.jpg 世界でも類を見ない我が国の国民皆保険制度の維持のため、次の世代・子ども達へ借金を増やさないためにもジェネリック医薬品の使用を勧めているのです。

iconkusuri.pngジェネリック医薬品の注意点

利点の多いジェネリック医薬品ですが、次のような場合もあります
  ・ジェネリック医薬品が販売されていない先発医薬品もあります
  ・医師の判断でジェネリック医薬品に変更できない場合があります
  ・取り扱っているジェネリック医薬品が異なる医療機関や薬局があります
  ・ジェネリック医薬品に変更しても、支払いがあまり変わらない場合もあります


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